マッチングアプリで知り合った相手と仲良くなったあと、突然「投資を教える」「副業で稼げる」「2人の将来のためにお金を増やそう」と言われたら注意が必要です。
警察庁は、SNSやマッチングアプリなどで知り合った相手と直接会わないままやり取りを続け、恋愛感情や親近感を利用して金銭をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」について注意喚起しています。
この記事の結論
✓ すぐ外部SNSへ移動させる相手には注意
✓ 投資・副業・暗号資産の話が出たら警戒
✓ 「利益が出ている画面」だけで信用しない
✓ 出金のための追加送金をしない
✓ 恋愛感情と金銭要求が結びついたら距離を置く
マッチングアプリを悪用した詐欺とは?
マッチングアプリ自体が詐欺という意味ではありません。問題は、出会いを求める利用者の心理を悪用して接触する人物がいることです。
警察庁が紹介するSNS型ロマンス詐欺では、マッチングアプリ等でやり取りを始め、別サービスへ移動し、恋愛感情を抱かせ、投資サイトを案内して高額な投資へ誘導する流れが示されています。
マッチングアプリ詐欺で使われる代表的な6つの手口

1.知り合ってすぐLINEなどへ誘導する
外部サービスへの移動だけで詐欺とは断定できませんが、その後に金銭の話が始まった場合は強く警戒しましょう。
2.投資・暗号資産・FXを勧める
「自分も儲かっている」「将来のために一緒に投資しよう」などと誘い、指定サイトへ入金させる手口です。
3.最初は利益が出たように見せる
画面上で利益が増えているように表示して信用させる場合があります。表示された数字だけで本当に運用されているとは判断できません。
4.出金時に追加のお金を要求する
「税金」「保証金」「手数料」などの名目で追加送金を求められるケースがあります。支払っても出金できない事例が報告されています。
5.恋愛感情を利用して金銭を要求する
「結婚するため」「会うための旅費」「2人の将来のため」などを理由に金銭を要求するパターンです。
6.副業・コンサル・高額契約へ誘導する
消費者庁は2026年6月、マッチングアプリをきっかけにコンサル契約を勧誘し、消費者金融で高額な借入れをさせて支払わせる事例について注意喚起しています。
こんな言葉が出たら一度立ち止まる
- 絶対に儲かる
- 私が教えるから大丈夫
- 2人の将来のため
- 今日中に入金した方がいい
- 出金には保証金が必要
- 借りればすぐ返せる
- 誰にも相談しないで
詐欺かもしれないと思ったときの対処法

1.それ以上送金しない
「あと少し払えば出金できる」と言われても追加送金は避けてください。
2.やり取りと証拠を保存する
プロフィール、メッセージ、外部SNS、URL、振込先、送金記録、契約書類などを保存します。
3.アプリ運営へ通報する
必要な証拠を保存したうえで、通報・ブロック機能を利用しましょう。
4.送金済みなら金融機関へ連絡する
銀行振込などをしてしまった場合は、利用した金融機関へ早めに事情を伝えましょう。
5.公的な相談窓口を利用する
被害や契約トラブルが発生している場合は、警察や消費生活相談窓口などへ相談してください。
「少額なら試しても大丈夫」は危険
重要なのは金額の大小ではなく、出会い目的で知り合った相手が指定する投資先へお金を送る構図そのものを警戒することです。
よくある質問
Q.ビデオ通話した相手なら安全?
ビデオ通話だけで、紹介された投資先や金銭要求の安全性まで確認できるわけではありません。
Q.一度出金できたので本物では?
一度出金できたことだけで安全とは判断できません。最初に信用させ、その後さらに送金を求める手口があります。
Q.詐欺か確信できなくても通報していい?
不審な勧誘や金銭要求があれば、利用サービスの規約を確認し、必要に応じて運営へ相談・通報してください。
詐欺の手口だけでなく、マッチングアプリで警戒したい相手の特徴を知っておくことも重要です。怪しい相手を早めに見分けるポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています。

詐欺の手口を知っておくだけでなく、サービスを選ぶ段階で年齢確認や安全対策、料金体系を確認することも重要です。安全性を含めて初心者向けサービスを比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

まとめ|恋愛とお金の話が結びついたら警戒する
普通の会話から始まり、外部SNSへの移動、恋愛感情の形成、投資や副業の紹介、追加送金という順番で進むケースがあります。
「好きな相手だから信用する」と「お金を預けても安全」は別の問題です。


